
腸とお肌の関係についてわかりやすい記事をいただいたので、皆さまにシェア。
提供:N製薬様
皮膚はカラダの写し鏡
胃腸の調子が悪くて、肌が荒れてしまったり、
脂の多いものを食べた翌日に、吹き出物ができたり…
皮膚には身体の健康状態が表れます。
アトピーなどの深刻な皮膚トラブルも、原因は表面的なものではなく、全身性のものであることが解っています。

腸管免疫
アトピーや乾癬、酒さなどの皮膚症状は、食べ物や環境など様々な原因がありますが、
免疫の異常もその一つです。
小腸の腸壁には「パイエル板」という組織があり、免疫細胞が集まって病原菌などの外敵と闘っています。
小腸上皮粘膜では、様々な細胞が分泌する抗菌ペプチド・抗体・酵素が、病原菌が増えすぎるのを防いでいます。
このように腸管には免疫機能があり、免疫の過剰反応などで起こる、皮膚症状のコントロールにも一役買っています。

肌を老化させる活性酸素
肌の老化の大敵は「活性酸素」です。
紫外線などで「活性酸素」の増えた肌では、
皮脂や
コラーゲン、
DNAなどが酸化し、
老化が進みます。
「活性酸素」は動脈硬化やがん、白内障などの原因にもなります。
「活性酸素」は、体内で病原体や、がん細胞を攻撃する際に役立っていますが、
大量に発生すると体を老化させる原因になります。

腸から自律神経を整える
ビタミンCやポリフェノールを含む食品は、抗酸化作用があリます。
また、私たちの身体は、自ら様々な酵素を産生して、「大量に発生した活性酸素」から防御しています。
さらに腸では、腸内細菌によって、1日に10リットルもの水素が作られます。
「活性酸素」は水素と結びつくと水に変わり、体外に排出されます。
Y.Ichikawa,et al. Medical Gas Research 2023;13:108-111.”The overlooked benefits of hydrogen-producing bacteria”
腸内細菌がつくる栄養素
腸に棲みつく腸内細菌は皮膚の健康に大きく関わります。
腸内細菌は人間が合成できないビタミン(B1,B2、B12、K、ニコチン酸、葉酸など)を作ります。
美肌には、コラーゲンなどたんばく質の栄養摂取が大切であることがよく知られていますが、
腸内細菌が作るこれらの栄養素も皮膚や髪の健康に欠かせません。
腸内細菌が変われば肌が変わる?!
韓国で行われた研究では、
生後5週の若いマウスの腸内細菌を、
12ヶ月齡(老齢、閉経周辺期)のマウスに移植したところ、
筋繊維の厚さと握力が増加し、
皮膚の保水能力が向上しました。
筋肉増強や、肌の健康に、腸内細菌が関わることが、示唆されたと言えます。

K.H.Kim,et al.Microbiome 2022.10:238 “Gut microbiota of the young ameliorates Physical fitness of the aged in mice”
まとめ
腸内環境を改善して、身体の中からの美容を!
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