
「腸活にヨーグルト!」の常識がくつがえるような話題。
ヨーグルトでお通じがよくなるは勘違い?
衝撃のタイトルがヤフーニュースに上がっていました。
ヨーグルトでお通じがよくなるは勘違い?!
~日本人の約9割は乳製品をうまく消化できない「乳糖不耐症」であるという衝撃の事実~
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/c65a8eb7f5fd0757fb2d4da2479ba9c7f118ccee
えええ!!!っということで、ざっくりまとめました!
①腸活にヨーグルトをおすすめしない理由。
腸活にヨーグルトをおすすめしない理由のひとつが、ヨーグルトに含まれる乳酸菌の数にあります。
腸内細菌は生きて腸内に棲んでいることはなんとなくわかるのですが、そのため、
「腸内細菌を増やすためには生きている菌を摂ったほうがいい」
「生きて腸に届く菌がいい」と思い込みがち。。。
でも、人間の腸内には約100兆個の細菌が棲んでいます。
200mLのヨーグルトを食べたとしても、乳酸菌は20億個ほどしか摂れません。
(ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、法律で「1mLあたり1000万個以上」と定められているので、おおむねそのくらいとする)
100兆個もある腸内細菌からすると20億個は微々たるもの。
20億÷100兆=0.002%!
あまりにも少なすぎるのです!
もちろん、生きている乳酸菌を摂ること自体は悪いことではありません。
しかし、ヨーグルトで摂取できる数は少なく、腸内細菌を増やすという意味では効率が悪い!
そもそも、
腸内にいる乳酸菌(善玉菌)はエサを食べ、何日かかけて増殖し、寿命を迎えると死んでいきます。
ヨーグルトで摂り入れる菌+腸内で増殖する菌の数より、死んでいく菌のほうが多ければ、腸内細菌は減っていきます。
ヨーグルトに含まれる数十億個の乳酸菌を足したところで、100兆個レベルの腸内細菌が減るのを食い止めることはできません!!
20億÷100兆=0.002%!(再)
なので、数十億の乳酸菌を食べるよりも、今、自分の腸にいる腸内細菌を育てて増やすことが大事!
ということでした。

また、なぜ乳酸菌は生きていても死んでいてもいいのか?
さらにその理由は次の2点です。
(1) 菌の生死に関係なく、
乳酸菌やビフィズス菌の菌体成分(菌を構成するたんぱく質や核酸など)が、
多くの健康効果を発揮する
(2) 腸内の乳酸菌やビフィズス菌が、
食物繊維やオリゴ糖、死んだ乳酸菌をエサにしてつくり出す短鎖脂肪酸などの物質が、
多くの健康効果を発揮する
つまり、摂り入れる菌(主に乳酸菌)は、生きていようが死んでいようが多ければ多いほどいい。
自前の腸内細菌に十分なエサを与えて育て、増殖させたほうがいい!
その方が絶対的に効率がいい!
理想の乳酸菌量は1日1兆個なのだそうで、
もし、ヨーグルトでこの量を摂るとしたら、毎日、200mLのヨーグルトを500個!!になります。
毎日 ヨーグルト 500個!! ・・・ムリ
このへんはサプリメントで補うのもアリですね!
そういえば、当店にも、1包に1兆個の乳酸菌が入った、サプリメントがあります。

②腸活にヨーグルトをおすすめしないもう一つの理由。
実は、日本人の約9割は乳製品をうまく消化できない「乳糖不耐症」だといわれています。
つまり、乳製品と日本人の腸は相性がよくないのです。
乳糖不耐症とは、消化酵素のラクターゼの不足や、働きが弱く、乳製品に含まれる乳糖を消化できない状態のことです。
乳製品を摂ることで下痢や腹部の痛みを起こすこともありますが、少量では症状が出ないケースもあります。
乳製品に含まれるカゼインも腸にとっては厄介な成分です。
カゼインはたんぱく質ですが、人間の胃では消化されず、そのまま腸までやってきます。
未消化のカゼインが腸内の細胞の炎症を引き起こし、腸漏れの原因になる可能性があります。
それなのに、ヨーグルトなどの乳製品を摂るようになって、お通じがよくなったという話をよく耳にします。
これは、実は便通がよくなったのではなく、乳糖不耐症によって少しお腹を壊しているだけの可能性が高いのです!!
(これ、わたしです!)
また、乳製品は遅延型フードアレルギーの原因になることが珍しくありません。
遅延型フードアレルギーは、原因となる食品を摂取してから数時間から数日後に症状が出るケースが多いため、原因がわかりづらく、発症すると、体中に炎症が起こり、さまざまな不調を引き起こします。
腸内の細胞も炎症を起こし、腸漏れ(リーキーガット症候群)の可能性が高まります。

さらに、乳製品の脂肪には大量のホルモンが含まれており、過剰摂取によってがんが発生する可能性が指摘されています。
もし、牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品を毎日のように摂っているなら、一度摂るのをやめてみて、自分の体がどう変化するかを感じてみるのもよいでしょう。
もし、
「お通じは毎日じゃなくなったけれど肌の調子がよくなった」
「疲れにくくなった」
「胃もたれしなくなった」
「集中力が上がった」
「体脂肪が減った」など、何かよい変化があったら、
いままでの乳製品が合っていなかった証拠。
そういう方は、乳製品の摂取をできるだけ控えると良いでしょう。
さいごに
というわけで、腸については、どんどん新しい情報が出てきてますね!
正しく「腸活」を!!