お問い合せは【 LINE 】でお気軽に!

核酸と免疫

店主
店主

核酸と免疫について。

免疫システム

体外から侵入した、

細菌
ウイルス
あるいは体内で発生したガン細胞

などを除去して、体をいつも守っているのが、白血球を中心とした免疫システムです。

したがって白血球の数が減少したりすると免疫が弱まります。

各乳業メーカーが、乳幼児の粉ミルクに核酸を配合する理由の一つに、
核酸の優れた免疫賦活の働きがあります。

中でも、核酸は特に『インターフェロンーγ(ガンマ)』といわれる免疫物質の産生を高める働きがあり、
マクロファージや、キラーT細胞などの免疫細胞(白血球)を活性化します。

風邪などの感染症に罹りにくくなるのはこのためです。

アレルギー

また核酸は、アトピーや花粉症、喘息などのアレルギー疾患にもお勧めです。

このこともまた、各乳業メーカーが粉ミルクに核酸を入れる理由とされています。

アレルギー疾患には、IgEと呼ばれる免疫抗体が増え過ぎるという共通の特徴があります。

このIgE抗体は、かゆみ湿疹などの原因であるヒスタミンといった物質の産生に深く関与しています。

核酸は、IgE抗体が体内で過剰に作られないよう免疫を調整する働きがあります。

アレルギー症状が落ち着くのはこのためです。

自己免疫

そして核酸は、関節リウマチや、乾癖などの自己免疫疾患にも関係しています。

本来、免疫とは、

自己(正常な細胞)と、
非自己(細菌やウイルス・ガン細胞などの異常細胞)を

識別し、

非自己を排除する役割を担っています。

ところが、自己を「敵」や「異物」と誤認して、攻撃をする場合があります。

これが自己免疫疾患と呼ばれるものです。

例えば、関節リウマチの場合、

コラーゲンなどの関節組織とされる自己を、
敵と誤認して免疫細胞が攻撃することで、
軟骨を破壊、炎症や痛みを起こす現象です。

このような時も核酸は関係しています。

核酸は、自己と非自己の識別ができない、異常な免疫細胞を、
自殺(アポトーシス)に導き、免疫機能を正常に戻す働きがあります。

※因みに核酸が異常細胞をアポトーシスに導く働きは、自己免疫疾患だけではなく、
悪性細胞にも同じことが言えます。

まとめ

このようなことから『核酸』は、

免疫の活性化、
免疫の調整
免疫の正常化

に、欠かすことのできない重要な成分であることが分かっています。




【重要】
このブログの内容は、ネット上の記事や書籍の抜粋&意訳を元にした個人の感想・戯言であり、なんら特定の物の効能・効果を示すものではありません。