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牡蠣と疲れの話

 美味しくって栄養満点の牡蠣!
古くから親しまれていた牡蠣には様々なメリットがあるといいます。

それらを、「牡蠣の話」シリーズとして、ご紹介していきます。

まず、第1弾は、牡蠣と疲れの関係。


「疲労」は3大生体アラームのひとつ!

疲れ」「発熱」「痛み」は休養が必要な人体の3大アラームとされています。

しかし、高熱や強い痛みは通院や休養を推奨されるのに対して、

「疲れ」はまわりの理解を得られにくい面があり休めないことも…

もし、疲れる状態が6ヶ月以上続くようであれば

慢性疲労症候群」と呼ばれるれっきとした病気で、本来休養が必要な状態です。

こんな症状は「疲れ」のアラームかも?

仕事や学業に取り組めずに上の空。
細かいミスが増えて、進まない。
常にだるさが付きまとう。

いつもうっすらと不調を感じるけど、病院で検査しても異常なし。

原因が分からず、不安である。

前日までの疲れが抜けず、朝起きるのに苦労する。

なんだかずっとそんな状態が続いている。




疲労物質の活性酸素

人は筋肉や脳、細胞を機能させるために酸素を使ってエネルギーを得るので、

同時に「活性酸素」が生まれます。

しかし活性酸素は過剰になると細胞を傷つけてしまいます。

細胞を修復するためにATPというエネルギーが必要ですが、

ATPが不足すると細胞が傷ついたままになり、疲労因子が作られて脳に異常を伝えます。

この異常が「疲れ」となって現れます。

つまり疲労を軽減するには、

原因となる活性酸素を溜めないことと、

エネルギーであるATPを作る仕組みを整える

ことが大切です。


①過剰な活性酸素は細胞を傷つける

②ATPによる修復が間に合わず

③細胞が傷ついたままだと

④脳は「疲労」を実感



疲れと糖化

日本は主食の白米、パン、麵類から糖質を得る人が多い傾向です。

体内で糖質が増えると、タンパク質や脂質と結合して

「焦げ」のような物を作る「糖化」という現象が起こります。

「糖化」は炎症を伴い、活性酸素を発生するので、

疲れの原因となると考えられています。

糖質を控えることに加えて、

糖を分解してエネルギーに変換する仕組みを整えることも

疲れ対策につながります。

※糖質が多い食べ物=穀物・芋・カボチャ・果物・ジュース



食事メニュー「ワンポイント」

黒い食べ物を選ぶ

ご飯は玄米

パンは全粒粉

麵類は蕎麦

といった具合に糖質の多い食べ物も、

黒っぽい方が、糖質を控えることができるので、

食後の疲れやすさが変わります。

※果物はベリー系、デザートはコーヒーゼリーがオススメ。


牡蠣〜疲れ対策のスペシャリスト〜

牡蠣は生態系上、

疲れ対策となるエネルギー(ATP)を作る仕組み

活性酸素の除去糖質を分解する仕組み

そんなさまざまな仕組みを動かすために必要な、

亜鉛などのミネラルを中心とした栄養素をたくさん持っています。

疲れ対策の医食同源食材なので、

疲れの気になる方は生活に取り入れてみてください。



気血水の体質チェック

ところで。。。

東洋では人の体は「気・血・水」が循環して維持されていると考えられています。

「気」はエネルギー、
「血」は血液や栄養、
「水」は血液以外の水分です。

これらが絶えず体の中をめぐっていて、足りなくなったり滞ったりすると、

疲れ不調として現れます。

自分がどの体質なのかチェックして、どこに不調があるか見てみましょう。

気虚(ききょ)

エネルギー(気)不足。
胃腸が弱い、栄養素不足、過労の人。

・疲れやすい
・意欲がわかない
・食が細い
・風邪をひきやすい
・舌の周りに歯形がある

◆オススメ食材
牛肉、鶏肉、貝、ウナギ、生姜、カボチャ



気滞(きたい)

エネルギー(気)の流れが滞っている。
人間関係や生活環境からのストレスがある人。

・気持ちのイライラや落ち込み
・のどがつかえてしゃべりにくい
・朝、調子が悪い
・胃もたれ
・偏頭痛がある

◆オススメ食材
そば、ミョウガ、マグロ、しそ、ハーブティー



気逆(きぎゃく)

エネルギーの流れが下から上に逆流している。
自律神経やホルモンバランスの乱れている人。

・のぼせる
・動悸がする
・頭痛や腹痛がある
・激しくせきこむ
・手足が冷える

◆オススメ食材
シナモン、しそ、柑橘系の果物、ニガウリ、ゴボウ

 

血虚(けっきょ)

血が不足して身体中に栄養や潤いが届かない。
血を作る栄養や材料が足りない状態。

・体力がない
・めまいがする
・目が疲れやすい
・髪が細く、爪が割れる
・お肌がかさつく

◆オススメ食材
牡蠣、ひじき、赤身肉、レバー、黒ゴマ、ほうれん草



瘀血(おけつ)

身体の一部で血の流れが滞っており、代謝が悪くなっている状態。

・疲れやすい
・頭痛・首や肩のこり
・冷え症
・目にクマがある
・お肌がくすみ乾燥する

◆オススメ食材
牡蠣、うなぎ、カツオ、黒豆、たまねぎ、人参



水滞(すいたい)

水分代謝が悪く、身体に水がたまった状態。
冷たい水分を取り過ぎている人。

・むくみがある
・身体が重く、だるい
・下痢気味
・雨の日に頭痛がする
・関節の痛み

◆オススメ食材
はと麦茶、大豆、ナス、ブドウ、鴨肉、貝類