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これからの「核酸」の話をしよう(2)

店主
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まずは、核酸の基礎について。

栄養素としての核酸

私たちが生まれて最初に口にするのは、母乳です。

そしてしばらくは母乳だけで育ちます。

そのため母乳の果たす役割は非常に大きいと言えます。

そしてその中に含まれる重要な栄養素の一つが核酸です。

歴史的に核酸は、体内で合成されることから、栄養素としての研究が遅れていました。

しかし母乳に含まれ乳児の成育に重要で、
また加齢に伴い、体内での生合成が減少することから、
多くの研究者が核酸の栄養学的研究に力を注ぐことになりました。

結果、核酸が持つさまざまな生理的機能が明らかになり、栄養素としての必要性が見直されるようになりました。

現在、各社乳業メーカーが、販売する粉ミルクに核酸が配合されるようになったのもこうした研究の成果によるものです。

今では、核酸は『第七の栄養素』と呼ばれるまでに、その栄養学的価値が認められるようになりました。



2種類の核酸

核酸にはDNARNAがあり、この二つの核酸が生命現象を担っている基本物質です。

このことを建築で例えるとDNAが家の設計図にあたり、RNAは大工さんです。

簡単に説明すると、人間のDNAには、約10万種類のタンパク質を合成するための遺伝子情報、つまり設計図があります。

この設計図を読み取り実際にタンパク質を合成するのがRNA、つまり大工さんということです。

たんぱく質



一般にタンパク質と聞くと、
骨や筋肉、皮膚、髪、爪、臓器といった体を構成するタンパク質をイメージしますが、
その他にも体の中で重要な働きをするタンパク質がたくさんあります。

例えば、
消化・吸収や代謝に働く『体内酵素』、
酸素や栄養分を運ぶ赤血球やアルブミン等の『運搬タンパク』、
ウイルス等の外敵から体を防御する『免疫抗体
血糖値を調整するインシュリンや体の発育に働く成長ホルモンなどの『タンパクホルモン』、
また内分泌系、神経系、免疫系からの情報伝達物質を認識し情報を伝達する『受容体』などです。

人体の約60%は水分です。

水分を除いた重量の約半分をタンパク質が占めます。

「核酸」は生命活動をする上で重要とされるタンパク質を生み出す根幹です。

そして、多種多様なタンパク質が正常に体内で合成(産生)されることが、
健康な体を維持することに繋がります。




【重要】
このブログの内容は、ネット上の記事や書籍の抜粋&意訳を元にした個人の感想・戯言であり、なんら特定の物の効能・効果を示すものではありません。

これからの「核酸」の話をしよう
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